


食品生理学研究室
Food and Physiological Sciences
令和6年度(2024)卒論3年次学生「千田理彩子 さん」の研究成果が「麻酔学」の国際的専門誌"Anesthesia research"に掲載されました!!!
投稿日:2025年03月13日
アスタキサンチンは鮭や表皮の赤い魚やエビ、カニなど魚貝類に含まれるカロチノイドであり、これまでに中枢神経系の神経細胞のカルシウムチャネルやグルタミン酸受容体を阻害する可能性は知られていました。今回著者らは疼痛伝達に重要な役割を果たす広作動域ニューロンの興奮がアスタキサンチンに静脈内投与により、可逆的濃度依存性に抑制されることを明らかとしました。本研究の成果はアスタキサンチンが臨床の場において新たなる副作用のない鎮痛薬となる可能性と補完代替医療に貢献することを示唆しています。
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