病理学研究室
Pathology
TOPICS
研究内容
環境汚染、がん、疾患モデルに注目し、電子顕微鏡・核酸・タンパク質レベルでの分子病理学の手法を用いた国際的研究を目指しています。
1.地球温暖化、異常気象、化石燃料の消費増に伴い増加している黄砂・PM2.5の健康影響についての病理学的研究
2.がん細胞(培養、免疫不全マウスへ移植)の悪性度・抗癌剤耐性獲得機序についての実験病理学的研究
3.疾患モデル動物を用いた疾患の発生機序解明
4.血液寄生原虫感染症による臓器傷害機序についての重度免疫不全マウスを用いた病理学的研究
5.地球温暖化による植生変化に伴いモンゴル・南米を含めた世界の乾燥地で発生している家畜の植物中毒の病理発生:食の安全とのかかわり
黄砂吸入後のマウスの肺胞壁傷害:電子顕微鏡写真
毒草を摂取したモンゴルのヤギの小脳プルキンエ細胞変性
植物中毒の原因物質スワインソニンを曝露した培養細胞の傷害像
研究室内の定例の英語論文プレゼンテーション
先生からひと言
砂漠化や異常気象に伴い増加している黄砂・PM2.5の健康影響、がん細胞の悪性度・抗がん剤耐性、疾患の発生機序などに注目し、電子顕微鏡・核酸・タンパク質レベルでの分子病理学の手法を用いた、国際的研究をめざします。さらに、定期的に行われる研究室内英語論文・研究成果プレゼンによる、社会で活躍するために必要な基礎的人間力(コミュニケーション力、自己コントロール力、課題解決力、継続力)の習得を支援します。