臨床繁殖学研究室

Theriogenology
臨床繁殖学研究室
 
所属
担当教員

教授 吉岡 耕治

准教授 野口 倫子

場所
獣医学部棟 3階 307号室
研究キーワード

研究内容

家畜は私たちに肉や乳を提供してくれますが、それらを得るためにはまず母畜に分娩させることが必要です。乳牛といえども分娩しなければ乳は出ません。肉牛や肉用豚についても、母畜に分娩させ、その子畜を育てて利用します。ですから家畜を繁殖させることが畜産の出発点なのです。しかし、様々な原因によりなかなか妊娠しない動物もいます。いかに順調に動物を繁殖させることができるかが臨床繁殖学研究室の大きな研究課題です。臨床繁殖学研究室では産業動物(おもにウシとブタ)を対象に、生産農場や他機関との共同研究での取り組みを通して、ウェアラブルセンサや画像データを活用した繁殖管理システムの開発と応用、生殖補助技術の開発、母豚の繁殖成績向上への取り組みや、ブタの代用初乳利用による子豚が健全に成長できる技術確立を目指しています。

腟内センサによって、卵巣の動きを把握します
腟内センサによって、卵巣の動きを把握します
 
初乳の大切さについて、新たな観点から研究をします
初乳の大切さについて、新たな観点から研究をします

先生からひと言

ウシやブタをはじめとする産業動物は、妊娠と分娩をすることで、乳や肉を私たちに提供してくれています。そのため、効率よく妊娠と分娩を繰り返すことは、畜産業の生産性向上にとても重要です。卵子と精子の会合から始まる生命の誕生のプロセスを知り、それを正しくコントロールすることで、繁殖障害を防ぎ、繁殖成績を改善するための研究を行っています。



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