TOPICS
研究内容
<野外調査と遺伝子解析で生物の歴史を探り、遺伝的多様性の保全を目指す> 遺伝的多様性は生物多様性の要素の1つです。 多種多様な生物の共存を次世代に引き継ぐために、 野外フィールドでの調査と遺伝子解析で 分布や系統(=生物の歴史) などを調査・研究しています。
<寄生虫を指標に環境を調べる>寄生虫の多くは複数の宿主を乗り換える一生を送るため、寄生虫が存在すれば、そこには様々な宿主が存在します。寄生虫を「指標」に、その環境や生態系を調べます(坂西)。
<動物由来感染症のリスクを調査する>野生動物には必ず寄生虫がいます。人の暮らしに身近な野生動物を中心に、人獣共通寄生虫を調べ、ヒトへの感染リスクを明らかにします(坂西)。
<開花時間の仕組みを調べる>花の開花時間は、繁殖や生殖隔離に影響を及ぼすため、重要です。近縁種で夜咲きと昼咲きの花を材料に、概日リズムと光条件の影響などを調べています(新田)。
<花と昆虫の関係を探り地域の自然を守る>植物によって、花と昆虫の共生関係や種子の実りやすさなどに特徴があります。このような送粉生態を研究し、地域の希少な野生植物や自然環境の保全につなげます(新田)。
先生からひと言
学生のみなさんは、野外でのフィールド調査からラボでの遺伝子解析も行い、ゼミや活動を通して成長していきます。生物や自然環境に興味があるみなさん!一緒に、寄生や共生など不思議な生物の相互作用について研究しましょう!