研究内容
当研究室では、食品衛生に関わる微生物や有害化学物質の相互作用と制御を研究対象にしています。特に抗体を用いた分析技術の開発に強みがあり、酵素免疫測定法や表面プラズモン共鳴現象を利用したセンサーでは、世界的にもユニークな研究を展開しています。これらの技術に加えてGC-MSやLC-MS/MSを用いた分析技術を多角的に利用して、食品中の微生物間相互作用や腸内環境中での微生物ー宿主細胞間相互作用などの研究に発展させていきます。
表面プラズモン共鳴(SPR)の装置と原理
培地(細菌を発育させるためのもの)に細菌を発育させているところ
細菌を顕微鏡で見るためにグラム染色をしたところ
農薬を検出するための実験方法の一部
先生からひと言
個人の自由をモットーに、普段はアットホームな雰囲気で楽しくやっています。真面目にやるときには真面目に、メリハリをつけてそれぞれが責任感をもって研究に取り組んでいます。SPRをはじめとした様々な理化学機器を学ぶこともできるので、食品と微生物の相互作用、理化学機器を用いた化学物質の検出などに興味がある方、ぜひ、いらしてください。