小動物内科学研究室
Small Animal Internal Medicine
TOPICS
研究内容
動物に対する医療技術が向上したとはいえ、いまだ病気の診断や治療が難しいことが多いです。私たちは、そういうことを解決するために血液成分を免疫学あるいは遺伝子学的に検査する技術を確立したり、血液の細胞から様々な臓器に分化させ移植に利用することを目指しています。このような技術が動物の分野だけでなく人の医療にも役立つようになれば、多くの人が恩恵を受けられるものと期待しています。
先生からひと言
動物の血液腫瘍、自己免疫病、さらに肝臓病などの内科疾患を対象として、新しい診断ツールの開発と、再生医療を利用した治療をめざした基礎研究を行っています。具体的には、免疫介在性血小板減少症、溶血性貧血、および好中球減少症のフローサイトメトリーを用いた免疫学的診断、細胞診標本を用いた免疫細胞科学的腫瘍診断、さらに骨髄細胞を用いた肝疾患治療と肝再生医療をめざした基礎研究が現在進行中です。