食品分析化学研究室
Food Analysis Chemistry
研究内容
私たちは単に栄養を摂るためだけでなくおいしさを追求して食事をしています。呈味成分については古くから多くの研究がなされていますが、本研究室では様々な食品に関して、生産・加工・保存の条件が味にどのような影響を及ぼすのかを分析機器および味センサを用いて研究しています。また、食品中の機能性物質や食の安全を脅かす恐れのある危害物質に関しても調べ、おいしくて安全な食の提案をしたいと思います。
食品中の呈味成分や危害物質などを化学的に分析しています。
LC-MS/MSを用いた分析。
HPLCを用いた分析。
広島県呉沖に、実験専用のマガキ養殖筏を作ってもらいました。
先生からひと言
マガキ、ブロイラー等の生産方法や野菜・食肉の加工・保存方法が、主にうま味や甘みに関する呈味成分量にどのような影響を及ぼすのかを研究しています。また、植物性食品の機能性物質や水産加工食品に含まれる恐れのあるメイラード反応化合物について、LC-MS/MSを用いて分析します。現在、3年生が15名、4年生が17名所属し、多くの食品を研究材料に扱っています。興味のある方はいつでも研究室をのぞきにおいで下さい。