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研究内容
近年、新型インフルエンザに代表されるように新たな感染症が私たちの生活環境を取り巻いています。ヒトに健康被害をもたらす病原菌の種類も非常に多く、感染経路も空気、水、食品、ヒトなど多岐にわたっています。こうした背景から、当研究室では、各種材料からの病原微生物の検出状況や疫学的調査、さらに、それらの予防対策について臨床微生物学的あるいは環境微生物学的観点から以下のような調査研究を行っています。
1.感染性腸炎起因菌のうち、大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターなどの生態に関する研究
2.感染性腸炎起因菌の薬剤感受性に関する研究
3.MRSAやVREなどの薬剤耐性菌に関する研究
4.レジオネラ感染症に関する研究
5.緑膿菌をはじめとした日和見感染症に関する研究
水道水から高頻度に分離される従属栄養細菌の一種、Methylobacterium 属菌の集落
冷却塔のバイオフィルムから分離した新種、Roseomonas tokyonensis