食品生理学研究室

Food and Physiological Sciences

平成28年度卒業生「荒川殊帆さん、井上もがみさん」の研究成果が口腔科学の国際的専門誌"Journal of Oral Biosciences"に掲載されました!

投稿日:2019年12月18日

これまで in vitro の実験系において、大豆などに多く含まれる食品成分の一つである"イソフラボン"が神経細胞の興奮性に関わるイオンチャネルを修飾することが判明していたが、今回、著者らは ラットを用いたin vivoの実験系においてイソフラボンの全身投与が濃度依存性に痛覚過敏行動を有意に抑制すること、またその機序の一つに疼痛伝達ニューロンの興奮性の増大機構への抑制が関与することを明らかとした。本研究の成果は食品成分の一つであるイソフラボンが炎症性疼痛の治療薬となる可能性、すなわち補完代替医療に貢献することを示唆している。

食品生理学研究室ニュースVol.17_Arakawa and Inoue.pdf



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