食品安全科学研究室
Food Safety Sciences
【研究内容】カビアレルゲンの特定
投稿日:2017年01月01日
花粉症やアトピー性皮膚炎でお困りの人も多いかと思います。
今では、日本人の実に半数が何らかのアレルギーと戦っているとのデータがあるそうです。
さて、カビもアレルギーの原因になっていることを知っていますか?
空気中に浮遊しているカビ胞子を(長期間、大量に)吸い込むことで呼吸器症状やアレルギー性鼻炎、結膜炎などが引き起こされることがあります。
なので、酒蔵などで働くヒトの中にはカビアレルギーになってしまっている人もいます。
(日本酒や焼酎を作るのに、カビが使われているって知ってましたか?)
普通の過程でも、もし室内にカビがたくさん発生してしまっている場合には、日々の生活でカビを吸い込んでしまってアレルギーになる可能性もあります。
さて、カビアレルギーを防ぐには、その原因を知る必要があります。原因が分かれば、正確なアレルギー検査を行うことができ、予防・治療に役立てることができます。
本研究室ではカビアレルギーの患者さんの血清を使ってウェスタンブロッティングなどを行うことで、「カビの中の何がアレルギーの原因となっているのか」をタンパク質、遺伝子レベルで調べています。
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