


栄養学研究室
8th ISEP に参加しました
2025年9月15日~18日にかけて、ドイツのロストック市のワルネミュンデにおいて8th EAAP International Symposium on Energy and Protein Metabolism and Nutritionが開催され、管理人はInternational Scientific Committee のメンバーの一人として参加しました。
ワルネミュンデはバルト海に面した街で、海辺の保養地です。
管理人はInternational Scientific Committee のメンバーということもあり非反芻動物のエネルギー及びタンパク質代謝のセッションで3時間ほど座長を務めました。ドイツに到着した翌日だったので、英語だけでなく、時差ボケとの戦いでした。
卒業生3人との連名で「Effects of time-restricted feeding on circadian rhythms of activities of membrane digesitive enzymes of intesitine and concentrations of serum essential amino acids and glucose in weaned piglets」というタイトルでポスター発表も行いました。
日本の養豚は生産性(増体や飼料効率)を重視していると理解しています。輸入豚肉と競争しなければなりません。一方、ヨーロッパや北米では持続可能性(生産性は少し低くなっても、環境への負荷が低い、穀物や大豆粕の代替飼料資源の活用)を重視しているようです。、チモシー乾草を肥育豚の飼料に配合するというカナダからの研究報告には驚きました。日本の養豚も環境負荷低減にはしっかり取り組んでいますし、エコフィードの活用も進んでいます。しかし、ヨーロッパや北米ほどには持続可能性を重視していないという印象です。日本の養豚もこれから少しずつ舵を切るようになるのでしょうか。
次回は2028年9月にカナダのナイアガラの滝の近辺で開催されます。