生理学第一研究室
Laboratory of Physiology I
日本オオサンショウウオの会に参加してきました
投稿日:2018年10月10日
10/6-7, 滋賀県の長浜市で日本オオサンショウウオの会があり、参加してきました。
この会は全国からオオサンショウウオの愛好家が集まり、小学生から研究者までがただ一種の動物をテーマに発表などをする、とても敷居の低い学会です。
生理学第一研究室は、2016年からオオサンショウウオの研究をさせて頂いており、その縁で昨年からこの会に参加させて頂いています。
今年度は松井先生が、外観からオオサンショウウオの性判別ができるか?というクイズを、口頭発表の形にて行いました。
オオサンショウウオは繁殖期以外は性判別が困難ですが、当研究室ではポータブルエコーを用いて生殖腺を見ることにより、繁殖期以外の個体の性判別を行っています。
発表では、エコーを使用したオオサンショウウオの性判別の有用性を伝えるのと同時に、オオサンショウウオ好きのみなさまがクイズに参加し、会場が大いに湧いておりました。
また、夜のオオサンショウウオ観察会では、実際に野生のオオサンショウウオを見ることができます。
この時もなぜか松井先生はエコーを持っていたので、性判別をみなさんの前で行い、大変注目を浴びておられました。
夜間観察会にて、野生のオオサンショウウオにエコーを当てる松井先生。
美しい日本の蛾、ヤママユも夜間観察会の光に集まっていました。
開催校の小学校にいたアマガエル。
長浜はこのように、琵琶湖沿いの自然の豊かなところでした。
開催中はあちらこちらで、オオサンショウウオについて活発に議論がなされており
研究者以外の方もそういった議論に参加できることは、とても素晴らしい機会と思いますし
この生き物が、日本において大変人気を博している生き物だと感じます。