基礎教育研究室・生物学

Basic Education - Biology
基礎教育研究室・生物学
 
所属
担当教員

教授 佐原 弘益

場所
獣医学部棟 5階 514号室
研究キーワード

研究内容

1.RNAヘリカーゼによる癌化形質促進作用
RNAヘリカーゼとは、遺伝子から転写されたmRNAの転写開始点から開始コドンまでの5’-untranslated region(5’-UTR)に生じている高次構造を解消する酵素タンパク質である。すなわち、翻訳を担っているリボソームが開始コドンを効率よく認識するためにものであり、タンパク質の翻訳効率に大きな役割を担っているものである。我々はヒト癌細胞において高発現しているRNAヘリカーゼ、YTHDC2(Y2)のクローニングに成功した。そこで、大変興味深いことにY2分子の発現を抑制したヒト癌細胞を移植すると、転移が抑制された。我々はY2が癌転移に関わる遺伝子群のmRNAの高次構造の解消に働いていると考えている。具体的には、癌転移の起因に係わる低酸素ストレスの応答を担う遺伝子群の翻訳に係わるY2分子の役割について解析を進めている。

2.自己抗原になりやすい構造特性はあるのか?
全身性エリテマトーデス(SLE)や慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患は理論的に、全身性の細胞性・体液性免疫の破綻が考えられるが、実際には臓器特異的な障害が共通な自己抗体によって起因している場合が多い。すなわち病態の多様性に対して自己抗体のレパートリーの多様性がそれほどなく、おそらく抗原性獲得のための構造を内在している可能性がある(抗原になりやすい構造)。我々はそれを解き明かしたい。現在、マウス常染色体由来のマイナー抗原分子、IL-4 inducible gene 1 (IL4I1)が抗原提示細胞、樹状細胞内での抗原提示経路について解明しており、抗原提示阻害物質の発見を通じ、抗原提示には特異的な小胞体輸送分子が係わっていることを証明した。今後はその分子機構について明らかにしていきたい。

Self-antigen localization in Dendritic cell
Self-antigen localization in Dendritic cell
 

先生からひと言

どんなに小さい一歩でも、自分で踏み出さない限り、決して前には進みません。どんなに、どんなに小さくても、昨日よりは前に進みたい、と言う気持ちでいます。

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業績目録は担当教員の「教授 佐原弘益」のプロフィールに移動しました。

 

研究室の在籍者(2017年4月1日現在)

獣医学研究科動物応用科学専攻・博士前期課程 6名

獣医学科 6年次、1名

獣医学科 4年次、1名

動物応用科学科4年次 3名

獣医学科 3年次、2名

動物応用科学科3年次 2名

 

卒業生進路

2011年度
獣医学部獣医学科 卒業者(1名)
*動物病院勤務・獣医職、1名
獣医学部動物応用科学科 卒業者(3名)
*横浜市立大学大学院医学研究科・博士前期課程進学、1名
*(財)阪大微生物研究会・開発職、1名
*製菓メーカー・製品開発職、1名

2012年度
獣医学部動物応用科学科 卒業者(1名)
*警視庁 1名
獣医学研究科動物応用科学専攻・博士前期課程修了者(3名)
*製薬メーカー・研究職、 2名
*学校法人・事務職 1名

2013年度
獣医学部動物応用科学科 卒業者(2名)
*本学大学院獣医学研究科・博士前期課程進学、1名
*東北大学大学院医学研究科・博士前期課程進学、1名

2014年度
獣医学研究科動物応用科学専攻・博士前期課程修了者(3名)
*大阪大学大学院医学研究科・博士後期課程進学、 1名
*札幌医科大学大学院医学研究科・博士後期課程進学、 1名
*化学メーカー・研究開発職、 1名
獣医学科卒業者 (1名)
*鳥取県共済組合・獣医職、1名
動物応用科学科卒業者(4名)
*本学大学院獣医学研究科・博士前期課程進学、2名
*本学研究室生、1名
*私立学校法人・教員職、1名

2015年度
獣医学研究科動物応用科学専攻・博士前期課程 1名
*受託研究試験関連企業・研究技術者 1名
*動物病院・獣医師 1名

2016年度
獣医学研究科動物応用科学専攻・博士前期課程 1名
*医薬品開発受託企業(CRO) 開発職 2名
*製薬メーカー (学術担当) 1名



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