獣医免疫学研究室

Veterinary Immunology
獣医免疫学研究室
 
所属
担当教員

准教授 池田 輝雄
講師 岡本 まり子

場所
獣医学部棟 6階 606号室
研究キーワード
TOPICS

研究内容

1.マスト細胞の働きについて研究を行っています
マスト細胞の電子顕微鏡像、この細胞の色々な機能を研究しています。
マスト細胞は下の写真のように細菌も沢山食べることが我々の研究で分かりました。マスト細胞がいない白いマウスも有効な研究の手段です。

2.「炎症」について研究を行っています
私達の体の中に病原体が侵入すると免疫担当細胞がいち早く感知し、病原体を排除しようとがんばります。免疫担当細胞たちが病原体を除去している間、痒み・痛みを感じたり、皮膚の局所が赤くなったり腫れたりします。これは体の中で「炎症」が起きているからです。特に免疫担当細胞ががんばりすぎると炎症が体内で広がったり長引いたりして体にとってはよくないことになります。梗塞や成人に多い糖尿病などの病気の発症や悪化にも炎症が関係しているといわれています。私達は体内で過剰な炎症が起こらないための仕組みを研究しています。

3.「遺伝子治療」に向けた遺伝子導入や副作用軽減について研究を行っています
遺伝子の変異や欠質があると、細胞が正常に増殖や分化をしないあるいは正常に働かなくなってしまい病気になってしまうことがあります。このような疾患に対して、正常な遺伝子をその細胞に導入して異常や欠損のある遺伝子の代わりに働かせることで治療していく方法を「遺伝子治療」といいます。遺伝子治療は正常な遺伝子を補う目的だけではなく、腫瘍の治療にも利用されています。目的の遺伝子を細胞内に導入するために「ベクター」という「遺伝子の運び屋」がよく使用されます。しかしベクターには広く遺伝子治療に使用されていくためにいろいろ解決しなければいけない問題が残っています。私たちは獣医療への利用を目指して、副作用が低いものやより特異的に目的の細胞に遺伝子導入できるベクターを作る研究をしています。

4.イヌのアレルギーに関係している「サイトカイン」について研究を行っています
イヌでもヒトと同様にアレルギー疾患が多く報告されています。アレルギー疾患の発症には「サイトカイン」という可溶性のタンパク質が密接に関わっています。しかしイヌのサイトカインが細胞から産生される仕組みについてはまだよくわかっていません。私たちはイヌのサイトカイン遺伝子領域について調べサイトカインの産生を調節する部分について研究しています。

 
 

先生からひと言

免疫系は、病原体や異常細胞の排除において重要なはたらきをしています。しかし免疫系が必要以上にはたらきすぎてしまうと、生体内の恒常性が破綻してしまい疾患へとつながります。どのようなメカニズムで免疫系が動き出し、過剰に活性化されないようコントロールされているのかについて、免疫・細胞・分子生物学的手法を用いて研究しています。またウイルスベクターを利用した効率的な免疫担当細胞への遺伝子導入の検討も行っています。

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