水環境学研究室

Water Environment
水環境学研究室
 
所属
担当教員

教授 稲葉 一穂
准教授 大河内 由美子

場所
生命・環境科学部棟 4階 412
研究キーワード
TOPICS

研究内容

排水の流入による水質汚染、不法投棄などによる土壌汚染は、水道水源の劣化や食物への有害物の蓄積などの健康問題を引き起こす他に、水域や土壌の生態系を変化させてしまいます。水環境学研究室では、主に化学物質による土壌・地下水汚染への化学的なアプローチ(稲葉)と、微生物による飲料水源汚染への微生物学的なアプローチ(大河内)を用いて、水土壌環境の現状を把握すると共に、汚染された環境を修復・保全して健全な水土壌環境を取り戻すための研究を行っています。

環境汚染物質による土壌・地下水汚染の解明と修復法の評価
ハイテク工場やクリーニング店から漏出したトリクロロエチレン、不法投棄されたパソコンから溶離した重金属元素などの環境を汚染する化学物質について、汚染実態と汚染の進行機序の解明、そして汚染された土壌環境の修復技術の安全性評価などを行っています。

新しい分離分析メディアの開発
水や土壌などの環境試料に含まれる汚染化学物質は非常に微量です。これらを正確に分析するには、水や土壌から取り出し、分析可能な濃度まで濃縮する操作が必要です。これまではクロロホルムやヘキサンのような有機溶媒に抽出する方法が使われてきましたが、安全性の面で問題があります。そこで、安全性が高く、濃縮操作のしやすい新しい分離メディアの開発を行っています。

河川水・水道水・下水処理水等、種々の水環境における微生物存在量に関する研究
アデノウイルスなどの腸管系ウイルス類、サルモネラ属や糞便汚染指標となる大腸菌・腸球菌等の腸管細菌類、また呼吸器疾患を引き起こすレジオネラ属細菌を対象として、河川水や下水処理水、水道水における濃度をモニタリングする方法を検討します。特に、感染力を有する微生物量の把握にチャレンジします。

水処理による病原微生物の除去・不活化に関する研究
微生物的安全性を確保するため、水処理により病原微生物を取り除く(除去)とともに、その感染力を大きく低下させます(不活化)。現在、実用化されている種々の水処理技術を対象として、それらの微生物除去・不活化効果を把握し、実際に製造された水を利用した場合の健康リスク評価へと発展させていきます。

河川水のサンプリング風景。分析の対象となる水試料は、河川や海水浴場で自ら採取します。
河川水のサンプリング風景。分析の対象となる水試料は、河川や海水浴場で自ら採取します。
 
ヒトに感染する可能性がある微生物を取り扱う場合、安全キャビネット内で作業します。
ヒトに感染する可能性がある微生物を取り扱う場合、安全キャビネット内で作業します。
肉眼で見ることのできない細菌や原虫類等は、特殊な薬品で染色した後、顕微鏡で形態・存在量を観察します。
肉眼で見ることのできない細菌や原虫類等は、特殊な薬品で染色した後、顕微鏡で形態・存在量を観察します。
 

先生からひと言

排水の流入や不法投棄などによる水や土壌の汚染は、水道水源の劣化や食物への有害物の蓄積などの健康問題を引き起こすほかに、水域や土壌の生態系を変化させてしまいます。本研究室では、化学物質による土壌・地下汚染への化学的なアプローチと、微生物による飲料水源汚染への微生物学的なアプローチを用いて、水土壌環境の現状を把握すると共に、汚染された環境を修復して健全な水土壌環境を取り戻すための研究に取り組んでいます。



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